院長挨拶

ご挨拶

ご挨拶
自己紹介させていただきます。
私、藤巻 由崇(ふじまき よしたか)は、2009年3月5日に東京都練馬区にて『藤巻治療所』を開設いたしました。
藤巻治療所開設前は、私の師匠が院長を務める神奈川県江ノ島にある治療院“モノレール江ノ島治療室”(現:加東治療院)にて治療業務を5年間経験しました。1日に50人前後の患者様が来院するこの治療院で副院長として、師匠と2人で毎日楽しく多忙な日々を過ごしておりました。
弟子を取らない師匠に頼みこみ、運よく弟子入りでき、一緒に5年間働いて、数えきれないほどの症例を経験させていただきました。この5年間は私の人生の中で最も大切な宝物です。
結婚を機に、東京に移住。
独立を考え、師匠に相談したところ、『お前ならどこでやっても大丈夫だ!!』と叱咤激励され、縁あった”練馬”という地で開業することになりました。
2018年8月25日より現在の新店舗に移転いたしました。
従来よりも綺麗で快適な空間で施術を提供できるようになりました。
これからも患者様が快適で楽な生活が送れるよう、治療技術を磨くのはもちろんのこと、人間としての器も大きくするべく日々最大限研鑽してまいります。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

治療家になろうと思った経緯

私が治療家になろうと思った経緯をお伝えいたします。

病気で人生に悩んでいた10代後半。私の師匠、加東正昭先生が行っていた“気治療”と“三軸修正法”に触れたことがきっかけです。

私は小さい頃から医師に憧れていました。
両親が臨床検査技師で病院勤務ということもあり、子供にしては珍しく病院が好きな子でした。
子供心に医師が格好良く見えたのでしょう。小学生の頃より、「将来は医師になろう!」と決めていました。
少しでも「医師になる」という目標に近づくために、「お受験」の世界へ。

このころの私の価値観は
「学歴が絶対!成績がいい人が素晴らしい人!!」。
中学受験、高校受験と勉強一筋の青春時代。
しかし高校2年生のとき、受験に対するストレスから自律神経失調症、パニック障害になってしまいます。
小学生の頃から周りが楽しそうに遊んでいる様子を横目で見ながら、グッと我慢して勉強だけをやり続けてきました。
それまで抑圧していたいろいろな感情が溢れ出して、心のバランスが一気に崩れてしまいました。

症状は、朝、混んでいる電車に乗れない。
通学でラッシュに巻き込まれると腹痛で立っていられなくなってしまいます。
下腹部に激痛が走り、立っているのもやっとで貧血状態になって、意識が遠退いていきます……。
通学途中の駅から救急車で運ばれることもしばしばありました。
しかし、病院で検査をしてもらっても何1つ悪いところがありません。

周りの人にも迷惑がかかるし、毎回毎回下腹部の痛みも強くなっていく。
もう外に出るのも怖くなってしまい、家にひきこもりがちになりました。
高校の先生が理解ある方だったので、なんとか卒業することができました。

どんどん自律神経失調症、パニック障害の症状が強くなっていたので、現役で大学受験はできませんでした。

来年もう一度体調を整えて、あまり高望みしないで普通の大学に行こうと決め、
大学病院の精神科、心療内科に通って精神安定剤を飲みながら予備校に通うことにしました。

しかしその年の夏過ぎに精神安定剤を飲んでいるにも関わらず症状が悪化。
結局、浪人しても1校も受けることができませんでした。

小学生から、大学受験に照準を合わせて頑張ってきたのに、
受験どころか受験会場にすら行けない……。
さすがに人生に失望してしまいました。

病院にかかって薬を飲み続けていましたが、いっこうに治る兆しがありませんでした。
主治医は3ヶ月間隔で代わってしまいます。
私の顔を見ずにパソコンの画面を見ながら診察します。
そして、どんどん薬の種類、量だけが増えていきました……。
抗うつ薬や抗不安薬をいろいろと出されて、人体実験状態が数年間続きました。

そんなある日、母のお知り合いのご紹介で「モノレール江ノ島治療室」という鍼灸マッサージ治療院を訪ねることになりました。
ここで、私の人生の転換期が訪れます。

私の師匠である加東正昭先生との出会いです。

加東先生の治療を受けてから、身体の調子が少しずつ上向いてきました。
半年も経たずに、薬を飲まなくても生活できるレベルにまで回復しました!!

なんだこれ?!

その頃の私は「病気は病院に行って、医師に診てもらって、薬を飲んで治すもの」と思っていました。
それが、あまり身体に触れない非常にソフトな治療なのにも関わらず、身体も心も軽くなるのです。
私は自分の病気がきっかけで、治療業界に出会いました。

加東先生の治療で体調が戻ったので、「自分も治療家になりたい!」と思うようになり、カイロプラクティックの学校に通い始めます。
在学中、いろいろ将来のことを加東先生に相談しました。

「本気で治療家になりたいのなら俺の師匠を紹介してやる。
治療とは技術ではなく治療する人の人間性、そして人の魅力が必要だ!だからどうしても人生勉強が必要になってくる。
自分を常に磨いていないとだめなんだ。そんなに甘い世界ではないぞ!どうだ、それでもやってみるか?」 と嬉しいお誘いを受けたのです。

加東先生の師匠というのが、三軸修正法創案者・池上六朗先生でした。

池上先生は、『三軸修正法とは「やり方」ではなく「考え方」』といつもおっしゃいます。


毎週木曜日に行われている研究会に2002年1月より通い出し、『1年くらいは理解しようとするのではなく、
ただただ目の前で起こっている現象をボーっと見ていなさい。
そのうちわかってくるから。決して焦らないこと。』とアドバイスをいただきました。

その後、『自分の責任でお金をいただいて患者様を診なければ実力なんていつになってもつかないよ。』とアドバイスを受け、2003年7月に自宅にて整体治療院「ボディーワーク研究所」を開設。

今後も治療家を一生の生業にするのであれば、国家資格が必要だと感じ、
早稲田医療専門学校に3年間通い、はり師、きゅう師の国家資格を取得しました。

国家資格取得後、
なんと「モノレール江ノ島治療室」にて加東先生と一緒に働かせていただくことになりました!

モノレール江ノ島治療室は私の人生が変わった場所。
加東先生からお誘いをいただいたときは、考える間もなく「一緒に働かせてください!」と言っていました。

それから、未熟者の私を5年間も育ててくださり、今の私の治療スタイルを確立しました。
5年間の修行期間を終えて、2009年3月より東京都練馬区豊玉北にて「藤巻治療所」を開設。

過去に私が“パニック障害”、“自律神経失調症”になった経験があるので、
他の治療院と比べると精神的なケアが必要な患者様が全国から多く来院されるようになりました。

今では世界各国から多くの患者様が来院されています。
過去の私と同じように先が見えずに苦しんでいる方の心と身体が、
少しでも楽になるよう最高の技術で患者様に尽くしてまいります。

ご自身で心と身体を楽にすることができる【レイキヒーラー養成講座】や、
私の人生経験の集大成であるストレス解消メソッド【ストレスケア・タッチメソッド】を治療業務の傍ら、講座として患者様に提供させていただいております。

1人でも多くの方が、私の治療や講座に触れることによって、今よりも楽に日常を過ごせるようになっていただくことが私のミッションです。

患者様へ

患者様へ
あなたは今、絶不調で絶望の真っただ中かもしれません。
私も自律神経失調症、パニック障害で外出すらままならなかった頃、本当に絶望して、生きる気力すらありませんでした。
でも、自分の可能性を諦めず、ちょっとずつ症状を克服していって、今度は逆に不調の方をサポートする治療家になったから言えることがあります。
「本当に人生にはムダが1つもない!」
「すべてがつながっていてすべてが必然。」
自分自身が病気をすることで、治療家という職業に就けました。
そして、師匠をはじめ、素晴らしい方々に出会い、今まで成長させていただきました。
この流れは、私の理解をはるかに超越した、大いなる何かが働いているとしか思えません。
あなたの今の状況、ものすごく理解できます。
さまざまな症状があるかと思いますが、私も通ってきた道です。
病んだ経験があるからこそ、どんな治療家よりもあなたに寄り添い、症状改善への道案内ができると自負しております。
これからも『心と身体の関連性』を探求することが私のライフワークであり、それによって得た知識、経験を患者様と分かち合いながら、一緒に成長していくことが最大の喜びとなっております。
私の人生において縁のある方に、少しでも楽に、そして毎日をワクワク過ごしていただけるような提案をしていくことが、私の使命です。